Heidelberg Project（ハイデルバーグ・プロジェクト）は、デトロイトのハイデルバーグ通りにある非営利組織で、街の再生を促す手段としての芸術を支える取り組みを行っています。多くの人が過酷な生活状況や労働に追われ、感情を表す機会が少なく、寒さも厳しいデトロイトの街。 その冷え冷えとした空気を何よりも強力なパワーで打ち破るのは、温かみ、創造力、独創性、そして自国を愛する気持ちに満ちた心でしょう。

プロジェクトについて

タイリー・ガイトンの発想を原点として始動。複数のアーティストにより制作された作品が、2つのブロックにわたって展示されています。この作品には、廃墟と化した古い建物や、服、車、鉄や木のカケラなど捨てられた物から見つかった材料が主に使用されています。

詳細は www.heidelberg.org にてご覧ください。

「オープンエアの美術館」

ここでは作品が屋外に展示されているため、オープンエアの美術館と呼ぶことができるでしょう。近所に住む子どもたちが遊びに来て、芸術について学ぶほか、アーティストが作品の制作やメンテナンスを行うお手伝いをすることもできます。

結果

Parajumpersは、ハイデルバーグ・プロジェクトに携わる人々の未来を守り、彼らの生活状況を改善して自由な創作活動が楽しめるようにと、同プロジェクトの支援を行うことを決定。このコラボレーションを経て、驚きと魅力をたくさん秘めたデトロイトの街にある、ハイデルバーグ通りで撮影された写真のコレクションが誕生しました。

ParajumpersとHPのアーティストたちは、共通のミッションを掲げています。ガイトン氏も実際に、芸術を通し、このプロジェクトに携わる人々の未来を豊かなものにしたいと望んでいます。

ティム・バーク、モーゼス、ケイト・モスをはじめとする多くの著名人も行っているように、古い建物の残骸や使われなくなった物、廃棄物、車の部品、鉄片や木片を集めて新たなアート作品を生み出し、それを道端に展示して、「オープンエアの美術館」的な空間を創出。

210 Rescue Squadron（第210レスキュー隊）に属し、人々の命を懸命に救う強く勇敢なアラスカの男性たちが掲げていたモットーにインスピレーションを受け、Parajumpersも「皆が豊かに生きられるように」、そしてハイデルバーグ・プロジェクトが大切にしている、「皆が豊かに暮らし、自由に創作できるように」という思いを込めています。