サーファー達が太平洋の砂浜ではなく、冷たく危険な北の海に挑戦するなど、誰が想像したでしょうか。 生粋のアイスランド人Ingólfur Már Olsen (「インゴ」)とHreinn Eliasson (「ライン」)の2人には、荒れ狂う深いブルーの北極海ですら、波は乗り越えらられない高さではないのです。
北極地域に位置し、大地の北の果てに囲まれた北極海が、このサーファーカップルの活躍の場となりました。孤高のサーファーである彼らは、北極のか弱い太陽の光で目覚め、サーフへの情熱と自由が鼓動を刻み、魂を悦びで熱く満たすのです。
「サーフは旅みたいなもんさ。屋外の自然の中で健康的な生活を営む。言ってみればサーフはウェルネスってところかな。スポーツとしては完璧さ」と世界の果てまでサーフをして回り、決して飽くことのないインゴが説明します。 数年前、冒険好きな二人のサーファーは、自らの情熱を真のミッションへと変え、極限の自然環境で波を駆る冒険者たちを満足させる、アイスランド唯一のツアーオペレーターArctic Surfersを立ち上げました。
Arctic Surfersはサーフ愛好家向けのツアーオペレーターに留まらず、波を捉え駆る醍醐味を求めるサーファーに、未踏の自然の美しさを誇る最良のスポットで、人生の経験を提供しています。冒険者の心意気が欠かせない、手つかずの荒々しい自然が残る数少ない地であるアイスランドで、素晴らしい景観や、岩場、氷河、洞窟、滝、温水の間欠泉などのツアーを提案しています。
忘れてはいけないのは、アイスランドの自然の美しさは、危険と隣り合わせだという事です。 インゴとラインは、この荒々しい海やアイスランドの極限の自然条件がはらむ危険を骨身にしみて知っています。それでも完璧な波に挑戦する刺激を約束してくれるなら、野性的な自然の中での冒険をガイドすることも厭いません。
「サーフで最も困難なのは海を理解すること。それには時間が必要だ。 海流や岩場、波、海中生物の存在を頭に置かなければ」とインゴは、二人が波を求めて世界各地を旅したことを語りながら、それでも常に、自然の厳しさが最大の挑戦を強いるアイスランドの岩がちな海岸に戻ると言います。
インゴとラインの極限の競技で成果を上げるために、今回もまたMassimo Rossetti(マッシモ・ロッセッティ)がParajumpersの技術的限界を越えることに成功しました。 Rosettiは北極海の極度に厳しい環境に耐えうる新コレクション2015-16秋冬Type N-3B Flee Market Parka(フリー・マーケット・パーカー)を送り出しました。メンズとレディースのアウトドアウェアのラインナップで、最先端の技術とイタリアが誇る職人技を融合しています。
厳寒に挑むサーフの最も興奮に満ちた側面は、極限のスポーツから得るスリルではなく、一瞬一瞬を楽しむことにあります。 荒波が心や精神の自由を躍らせ、太陽のリズムを聴きそれと対峙することなのです。
「朝出発の準備ができたとき、常に行先を知っているわけではない。時や海流、波を追いかけるわけだからね。」とラインは微笑を浮かべます。
DISCOVER OUR SPECIAL PROJECTS